松浦利幸「ベンチャー温故知新」VBの歴史と最新情報

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zoom RSS アジア起業家村推進機構が「かわさきグローカルセミナー」 日亜のVB・中小企業の「楽市、楽座」開催

<<   作成日時 : 2017/02/06 21:04   >>

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 国際展開目指す20社(団体)がプレゼンし商談会、金融相談会も

 NPO法人(特定非営利活動法人)アジア起業家村推進機構(会長・寺尾巖=寺尾サッシ工業株式会社 代表取締役会長、理事長・下條武男=日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社 名誉会長、本部・川崎市)は2月3画像日、川崎市産業振興会館で「かわさきグローカルセミナー2017」を開催した。同NPO法人と川崎市が、川崎商工会議所(会頭・山田長満氏)、京浜多摩和僑会(会長・桂田忠明 セントラル電子制御株式会社 代表取締役社長、以下、社名の株式会社は略)、一般社団法人 アジアサイエンスカフェ(会長・小林一 同NPO法人 副理事長、理事長・横山渉 環境経営ホールディングス代表取締役社長)、一般社団法人 京浜コンテンツビジネス協議会(代表理事・江川元三インターミクス 代表取締役)と共同して毎年、中国などアジア(亜)の春節(旧正月)の時期に開いているイベントで、今年は特に、アジアをはじめとする世界に事業を広げている中小企業、ベンチャー企業(VB)や今後、ビジネスの国際化を目指す企業など、約20社(団体)の代表者らがプレゼンテーションするとともに商談会も実施。さらに公益財団法人 川崎市産業振興財団(理事長・曽禰純一郎氏)、川崎信用金庫八千代銀行日本政策金融公庫川崎支店が後援し、金融などに関する相談会も開かれた。アジア起業家村推進機構は、ミッションで訪問したベトナムで、こうしたビジネスマッチング会を開いたことはあるが、国内で本格的に開くのは初めて。参加者、関係者の間で「盛況だった」と評価されたことから、今後一層、ネットワークづくりなどの活動を強化する方針だ〈冒頭の写真は企業(団体)、金融機関ごとの机が置かれた商談会、相談会〉。

変化の多い時こそVBの出番、今日をビジネス発展のきっかけに
 
 セミナーは最初にアジア起業家村推進機構の下條理事長が「私は50年前に日本コンピュータ・ダイナミクスを画像創業したが、私の経験から言うと、変化の多い時こそベンチャービジネス(VB)の出番。思うように行かないのがVBだが、それで諦めるようではVBをやる(起業し経営する)資格はない。アジア起業家村推進機構は(2005年2月に)アジアから日本に留学などで来て、日本で起業する人のVISA(査証)取得や住む所、会社の画像設立登記などを支援しようと発足したが、今年からは奨学金による支援も始める。これからも新しいビジネスが生まれるチャンスをつかむことができる場を、少しでも多く提供していきたい」と力強く挨拶した。
 また、川崎市経済労働局の折原綾子 国際経済推進室長は「川崎市はNPO法人とともに、アジア起業家村とアジア起業家養成塾を運営してきたが、NPO法人は独自の活動にも取り組み、心強く思っている。今日(のイベント)をビジネス発展のきっかけに活用していただきたい」と参加者に呼びかけた。

ベトナム学生-日本語を勉強、日本政策金融公庫-中小を下支え

 この後、セミナーの後援者として川崎市産業振興財団の曽禰理事長が「川崎市は中国・瀋陽市と姉妹都市とし画像て提携(締結)しているが、最近、川崎市は介護福祉の面で協力している。またベトナムでは若い学生が昼間は職業実習などに励み、夜は日本語を勉強して日本の企業に就職することを希望している。これからもNPO法人と連携していきたい」と特にアジアとの関係の重要性を指摘した(上の写真)のに続いて、日本政策金融公庫の長尾美加雄 川崎支店長は「日本の景気は陽の光が届きそうで届かないが、川崎市の企業の99%を占める中小企業は熱いエネルギーにあふれている。私どもは地域の金融機関として、創業、ソーシャルビジネス、海外展開をクイックレスポンスと的確な提案によって下支えしていきたい」と強調した。

川崎信金、八千代銀「地域の皆様に貢献」「悩み解決のお手伝い」

 また、川崎信用金庫業務部経営サポートセンターの長島秀幸 審査役と八千代銀行川崎エリア川崎事業法人室の諸本智明 室長もそれぞれ「お客様の課題の解決に取り組み、地域の皆様の幸せに貢献するのが仕事」「企業が抱える悩みは皆違うが、人材採用の悩みは共通している。その面で、いつでもお手伝いができれば……」と、ともに地域に密着した姿勢を訴えた。

ベトナム、モンゴル、バングラ等の事業から電気三輪自動車まで多彩…

 この後、2つのグループに分かれて、それぞれ約10社がプレゼンテーションしたが、「ビッグデータとクラウドファンディングの基本特許を持つ」という経営者やアジア起業家村入居第1号の企業をはじめ、日本で16番目の自動車メーカー、日本とモンゴルとの輸出入を計画する中国新疆ウイグル自治区出身の社長、中国・北京に本社を置き世界にも拠点を広げるグローバル企業、ネパールやバングラデシュ、インドなどで事業を推進中の会社など、多彩で独自性を感じさせるビジネスが紹介された。
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 プレゼンした企業と海外展開したい事業の内容(極めて簡単な内容ですが)を2つのグループごとにプレゼン順に列記すると――。

NAVICO=UNIOSS(販売、購入、配送の多者間処理システム)、VTM=スマートフォンの画面録画などのア画像プリケーション、ウェリンテック・ジャパン=自動化ソフトウェア、アドバンスデザイン=データ復旧/消去、日本エレクトライク=電気三輪自動車、トウメイエンジニアリング=インドへの進出支援、リ・バース=データ消去・パソコンリサイクル・盗聴器発見アプリ、コントレイルズ=ドローン(小型無人飛行体)イノベーション、アジアサイエンスカフェ=アジア起業家などの支援・オフィスやサロン運営。

ミャンマージャパン・SEDA東京=日本とミャンマーとの架橋ビジネス、COPRONA=ベトナム人材紹介・日本画像ベトナム間の交流支援、NAR=日本とモンゴルとの輸出入、グローバルトラストネットワークス=外国人の雇用・在日外国人の生活支援、西村建築設計事務所=ブータンでのビジネスチャンス、社会福祉法人 伸こう福祉会=介護福祉分野のコンサルティング、環境経営ホールディングス=(ネパール、バングラデシュ、インド等の)自然環境保護活動から誕生した美容成分、リード技研=金型用精密部品の製造(ベトナムでも操業)、共同印刷と不二化成=偽造・模造防止技術、宮澤精機=プレス金型製造(都合により欠席)、ヘンキー・ブルナワン氏(個人)=インドネシア企業との仲介(同欠席)
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七転八起でなく二十転び…、経済人として負けないように戦おう

 プレゼンテーションの後、商談会、金融相談会が開かれ、さらに新年春節交流会に移行。交流会では改めて下画像條理事長が挨拶。「私は50年間、(ベンチャービジネス=VBの経営を)やってきたが、七転び八起きどころか、二十転び……だった。だが、明るく前向きに行くのがVBで、私は鈍感のほうが良いと思っている。鈍感で、いやなことは忘れたり、気にしないようにしましょう」と参加者の笑いを誘いながら、「アジア起業家村推進機構画像は、これからも皆さんとともに活動していきたい」と協力を要請した。
 その後、川崎商工会議所の山田会頭が「米国のトランプ政権による保護主義の政策が、これからどうなるかわからないが、1980年代の日米間の自動車貿易摩擦、85年のプラザ合意などによって、大企業が生産拠点を海外に移転し、川崎市の中小製造業はプラザ合意後、これまでに60%減ってしまった。だからこそ、ベンチャーが大事だ」と強調するとともに、「アダム・スミスは1776年に出した『国富論』で、重商主義、保護主義を批判したが、我々は経済人として負けないように戦っていきたい」と語りかけた。

 「セレクト神奈川100」推進、「ベトナムフェスタ in 神奈川」開催

 また来賓として挨拶した神奈川県産業労働局産業部の山本洋一 企業誘致・国際ビジネス課長は「NPO法人 画像アジア起業家村推進機構は経済発展と県民生活の向上に貢献している。今日の商談会も盛況で感銘を受けた」と前置きして、「日本の卓越した技術がアジアに伝わる一方、アジアからのインバウンド(訪日客)が増えて相互に良い関係に」と述べるとともに、昨年から取り組んでいる新たな企業誘致施策「セレクト神奈川100」や、一昨年から開いている「ベトナムフェスタ in 神奈川」を今年も実施すること、さらには「ともに生きる社会かながわ憲章」を策定したことなどの県の政策を説明した。

「父の会社を立て直し。頑張れば良い方向に行く−それがVBだ」

 この後、ビジネスマッチングのプレゼンテーターの1人であり、日本で16番目の自動車メーカーとなった日本エレクトライクの松波登 代表取締役社長(以下、社長画像と表記)が「30歳で父が創業した会社を継いで立(建)て直し、50歳の時に自動車の後方を確認するバックアイカメラ(「リアヴューモニタ」システム)を開発する日本ヴューテックを設立した。この会社がやっと黒字になったので、(還暦を迎えた)2008年に日本エレクトライクをつくって、電気三輪自動車の製造に乗り出したが、規制だらけ。しかし、頑張れば良い方向に行く。それがベンチャーだ」と力を込めて杯を上げると、会場に和やかな懇親の輪が広がった。

「La☆Busguides」が軽快なリズムで爽やかな歌声を響かせ♪

 この懇親の場をさらに盛り上げたのが、コーラスグループ「La☆Busguides」で、「♪わたーしは東京のバ画像スーゥ ガイド(丘灯至夫氏の作詞では「バスガール」)、」「♪ヒットパレー ヒットパレー」と軽快なリズムに乗って、爽やかな歌声を響かせ、こうした歌を知っている世代から知らない世代までの多様な参加者を大いに楽しませた。
 「La☆Busguides」は一般社団法人 京浜コンテンツビジネス協議会の理事長でもある江川氏が支援、5月にデビューする予定だという。
 交流会は最後に、やはりプレゼンテーターの1人で、アジア起業家村入居第1号の企業、VTMのホー・フィ・クーン社長が一本締めの音頭を取り、幕を閉じた。
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商談会、相談会-「熱気にあふれ…盛況で感銘を受けた」の声

 商談会、相談会について、「盛況だった」(下條理事長)、「熱気にあふれていた」(山田会頭)、「盛況で感銘を画像受けた」(山本課長)という声が聞かれました。牟田口雄彦 同NPO法人専務理事 兼 事務局長、同法人アジア経営戦略研究所の増田辰弘 所長をはじめとする理事、コーディネーターの努力の賜物で、筆者(松浦)は今後、参加者がさらに増えることを期待したいと思います〈右の記事は筆者が日工フォーラム(日本工業新聞社=フジサンケイ ビジネスアイ発行)にしている連載「日本の製造業を支える中小企業 モノ&ストーリー」(2016年9月号)に書いた記事)。下中央の写真が日本エレクトライクが開発・製造する電気三輪自動車〉




日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社(リンク)
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画像(アジア起業家村推進機構の活動に関しては、このブログ「ベンチャー温故知新」にたくさん書いています。前回、掲載したのは2016年11月10日の「…第17期起業家養成塾『経営学より人間学。起業とは組織をつくること』」です。併せて参照して下さると幸いです)
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