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zoom RSS 企業価値協会が「世界初の『PRソン』」開催、中小企業4社が参加-知名度向上や新卒採用策を学生が立案

<<   作成日時 : 2017/11/19 12:39  

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国際的コンサルタントやメディア等が審査員、優秀チーム表彰

 一般社団法人 企業価値協会(代表理事・武井則夫氏、東京都港区)は学生クリエイティブ集団BACKDOOR(4人が共同代表、東京都目黒区)、女子大生広報ユニットPRJD(総合プロデューサー・流郷綾乃氏、目黒区)画像と共同して、11月10、11の2日間、KDX秋葉原ビル(東京都千代田区)で「世界初の『PRソン』」と銘打ったイベントを開催した。32人の大学生が4人ずつ8つのチームをつくって、4社の中小企業からヒアリングし、各社のPR(Public Relations)や新卒採用策を立案して、スライドに具体的な計画や映像などを映しながらプレゼンテーション。国際的に活躍するコンサルタントや官庁関係者、新聞・テレビなどのメディア、参加企業の代表者、担当者らで構成する審査委員会で審議し、優秀なチームを表彰した。主催者の企業価値協会は「中小企業が、自らが持つ特徴的な価値を見つけ出し、世に伝え、進化させる」活動を支援し、日本経済の発展に貢献しようという団体で、「PRソン」を「ハッカソン、アイデアソンに次ぐ『第三の知のマラソン』として普及させ、PR人材の育成や学生と中小企業の交流に役立てたい」(審査委員長・山見博康氏=同協会理事)として、今後も継続的に開いていく意向だ。

社歴100年近くや25〜30年、審査員から学生に厳しい指摘・質問

 「初のPRソン」は10日の夜にヒアリングし、11日の夕方までに学生チームが担当する会社の戦略を作成してプレゼンした後、審査、表彰式、懇親会というスケジュールで、参加した4社の社名と取り組む事業は(すべて株式会画像社で、社名の株式会社は略。50音順)、「竹中産業=石油・ガスなどの燃料や産業機器等の販売とそれに関連する添加剤、処理剤などの自社ブランド品の開発」「白寿生科学研究所=家庭用・医療用ヘルスケア機器や健康食品の開発・製造販売」「ホイッスル三好=『日本に居ながら、中国文化を体験出来る』中華料理店の運営」「リツビ=エステティック・美容医療用機器やスキンケア商品の輸入販売とオリジナル商品の開発」。100年近く前の1925年(大正14年)に創業された企業や25〜30年ほど前に設立された企業など、業種だけでなく社歴もさまざまで、各社に関して、2つのチームが効果的なPRや人材の採用を目指したプランを発表した。
 発表時間は3分で質疑応答が5分と短いうえ、ヒアリングからプラン作成までの時間も少なかったこともあって、審査(委)員から「予算はいくらなのか、説明がない」「具体的に、どの地域で、どのように進めるのか明確でない」「お客さんが、それをしようと思うインセンティブは何か」など、全体的に厳しい質問や指摘が相次いだが、「消臭剤を震災などの被害を受けた地域に活用する」「移動販売車とコスプレを組み合わせて社名を浸透させる」など、具体性のあるプランを発表し、高く評価されたチームもあった。

正しく伝えることができる人材を育成、学生と中小企業の交流を

 審査員の採点で、8チームのうちの5位までに入ったチームにAmazonギフト券や賞金が贈られ、さらに審画像査委員会特別賞も選出されるなど、厳しい質問と指摘の割には、表彰は随分、“優遇”され、最後に山見 審査委員長が「PRソンを通して、『正しく伝えることができるPR人材の育成に貢献したい』」、企業価値協会の武井 代表理事が「これからも中小企業と学生が交流する機会を増やしていきたい」と挨拶。「世界初のPRソン」は幕を閉じた。
〈左上の写真は表彰されたチームに拍手を送る武井氏(中央)と山見氏(右)〉
            ◎         ◎          ◎
上場していなくても、オープンな姿勢こそ、PR、人材採用の基本

 企業価値協会は2012年7月の設立で、2014年から年2回、「企業価値認定式」を開催し、同協会が「お客様や画像社会から強く必要とされる特徴的価値を有する」と認定した企業や団体に、各社の特徴が書かれた認定証を授与。これまでに認定された企業・団体は102に上ります。
 また、今回の「PRソン」を企画したり、広報を担当するなどした学生クリエイティブ集団BACKDOORと女子大生広報ユニットPRJDは、当日、配布された資料によれば、それぞれ「学生によるクリエイティブな企画によって、学生が社会で才能を発揮するための接点(=裏口)を増やす」「ユニットとしてPRを担い……PRという概念そのものや正しい方法の啓蒙を目的として活動している」団体で、筆者(松浦)は学生と中小企業がフランクに交流画像し、意見を交換する機会が増えることが、日本経済の活性化に欠かせないと思います。
 何故なら、大企業一辺倒の就職志向(指向)より、幅広く中堅・中小企業、ベンチャー企業まで含めて就職の対象にするほうが、多様性のある働き方、生き方であると思うからです。しかも、「寄らば大樹の陰」という発想より、「小さくても自立性があり、独創性を自ら発揮していく」という考え方のほうが社会に活力をもたらすからです。
 ただ、一般的に言って、給与、福利厚生、“知名度という意味での社会的認識”などの面で、大企業のほうが中堅・中小・ベンチャー企業より優位にあり、中堅・中小・ベンチャー企業と大企業を対等に考えることができない面はありますが……。
 しかし、今回の「PRソン」に参加した企業から、こんな発言が聞かれたことが強く印象に残っています。
画像「当社は上場企業ではなく、学生の皆さんも今日、初めて当社のことを知ったと思う。それで学生の皆さんが当社を理解するためのヒアリングに長い時間がかかり、PRなどのプラン作成の時間が少なくなって……」
 参加した4社は、ともにヒアリングのための会社案内などの資料も詳しくてわかりやすく、企業規模もオープンにしていました。上場企業や大企業でなくてもオープンな企業、社会に対して開かれた企業だと言えます。
 こうした姿勢こそ、人材を採用するうえでも、PRをするうえでも基本だと筆者は改めて感じました。
(左上の写真はプレゼンを前にPRや人材採用策を検討する学生チーム)。
       日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社(リンク)
           ◎           ◎          ◎         
〈企業価値協会の前回の「企業価値認定式」の様子は、このブログ「ベンチャー温故知新」の今年(2017年)07月10日の記事「企業価値協会が16社を新規認定−計102社に−大工、医療の専門集団から介護、服飾、ナノレベル研磨まで」に書いています。併せて、参照してくださると幸いです〉
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